「赤ちゃんを連れて空港なんて、着いてからちゃんと動けるだろうか」
神戸空港を子連れで使うのが初めてだと、こんな不安が先に立つと思います。授乳室はあるのか、混んでいたらどうするのか、ベビーカーは保安検査でどう扱われるのか。事前に知っておきたいことは意外と多いものです。
結論から言うと、神戸空港は子連れでも十分使いやすい空港でした。ただし授乳室の「数」にだけは注意が必要です。
実際に0歳11ヶ月と7歳、2人の娘を連れて神戸空港から沖縄へ出発した私が、当日の流れをそのままレポートします。この記事を読めば、当日の動きを事前にシミュレーションできて、現地で慌てずに済むはずです。
神戸空港は子連れで何時から動ける?早朝便の実際
6時前の神戸空港は、シャッターだらけ
私たちが空港に着いたのは6時前でした。この時間の神戸空港は、まだお土産やさんなどシャッターが閉まった状態で、開いているのはチェックインカウンターだけ。フードコートは座れる場所はあるものの、どの店も営業前でした。
開いているのは6時オープンのファミリーマートのみ。「木曜の早朝だし空いているだろう」と思っていたのですが、実際は予想以上の人通りでした。夏休み期間ということもあり、早朝から子連れファミリーの姿も多く見かけました。
神戸空港で子連れが頼れる「現地調達」事情
ファミマで買えるもの・買えないもの
このファミリーマート、オムツはLサイズのみの取り扱いでした。お尻ふきは置いてありましたが、ミルク類は見当たりませんでした。

サイズが合わなかったり、ミルクが必要になったりする可能性を考えると、現地調達をあてにしすぎず、必要なものは事前に準備しておくのが安心です。
ミルクの現地調達は難しいファミマですが、離乳食が完了しているお子さんなら「Qooの飲むゼリー」が耳抜き用として使えます。パウチタイプで扱いやすく、出発前のちょっとした水分補給や耳抜き対策にぴったりです。
神戸空港の授乳室は子連れに足りている?実際に使ってみた
場所と設備
授乳室(ベビールーム)は第1ターミナル2F出発ロビー東側にあります。中にはお湯と水が出るウォーターサーバー、電子レンジ、シンク、おむつ台、ソファが用意されていました。保安検査後にも2箇所あり、私は自分の搭乗口に近い方を利用しました。

7時に使えた授乳室が、5分後には使えなかった
ここからが今回いちばん伝えたい体験です。朝7時に授乳室に入った時は問題なく使えました。ところが、ミルクをこぼしてしまい、対応するために5分もたたずに再度入ろうとしたところ、すでに使用中。しかも私が使っている間も、外から次の人が待っているらしいガチャガチャという音が聞こえていました。
結局、待たずにトイレの流し台でこぼれたミルクの対応を済ませました。反対側にあるもう一つの授乳室には、遠くはなかったのですが結局行きませんでした。
ゲートが5つほどのコンパクトな空港なので「授乳室も混まないだろう」と思いがちですが、授乳室はどちらも1人用。利用者の動線が集中するためか、意外とすぐに埋まってしまいます。余裕を持って早めに利用しておくのが安心です。
今回の体験から感じたのは、「授乳室が使えたタイミングで、あらかじめ保温ボトルにお湯を確保しておくこと」の大切さです。
もし授乳室が埋まっていても、お湯さえ手元にあれば慌てずにミルクを作れます。お湯自体は機内でCAさんにお願いしたり、空港の制限区域に入る前の出発ロビーにあるファミマでお湯を購入したりして準備するのも手です。
保温ボトルは、出産祝いでいただいた「クライマボトル」のような保温力の高いものが1本あると安心。(保温約12時間/保冷約24時間) 子連れでフライトするときは、最初にお湯を準備して機内に持ち込むのも手です。
授乳室は空港全体で何箇所ある?
帰りの便で改めて確認したところ、神戸空港の授乳室は制限区域内(保安検査後)に2箇所、到着ロビー・出発ロビーにそれぞれ1箇所という構成でした。合計は多いようで、1人用が分散している分、混雑時は運次第という印象です。
神戸空港のキッズスペースは子連れにどのくらい役立つ?
出発ロビー階のキッズスペースは、トイレや授乳室があるエリアの奥にひっそりとあります。案内表示などがないため正直かなりわかりづらく、あらかじめ場所を知っていないと通りすぎてしまいそうな位置でした。未就学児くらいの小さいお子さん向けという印象です。
また、同じフロアのフードコート「空もぐ」内にも子どもが靴を脱いで上がれる小上がりスペースがありました。こちらもかなりコンパクトですが、搭乗前のちょっとした待ち時間に座らせておくには役立ちそうです。

なお、保安検査後の出発ロビーにはキッズスペースがありません。搭乗前に子どもを少し体を動かしたり座らせたりしておきたい場合は、保安検査に入る前にこれらの場所を活用しておくのがおすすめです。
神戸空港を子連れで使うときのベビーカー事情
荷物と一緒に預けたベビーカー
私たちはベビーカーを、荷物を預けるタイミングで一緒に預けました。保安検査は、まず私が先に通過し、その後職員が娘を乗せたベビーカーを別途通過させてくれました。搭乗案内が始まって並んでいる間に娘をベビーカーから下ろし、チケットを渡すタイミングでベビーカーはその場に返す流れでした。

航空会社によってベビーカーの形が違う
貸し出しベビーカーの仕様は航空会社によって異なります。スカイマークは進行方向を向くタイプ、ANAは対面タイプが用意されていました。それぞれ商業施設にあるようなハードカート型と、通常のソフトタイプのベビーカーがあります。お子さんの好みや月齢に合わせて選択できます。
早朝は保安検査後にベビーカーが見当たらない
早朝の時間帯は、保安検査後にベビーカーが見当たりませんでした。必要な方は、保安検査に入る前のチェックインカウンターで借りておく方が確実だと思います。
帰りに神戸空港へ着陸した後は
旅の最後、神戸空港に着陸した後の流れについてもまとめておきます。
- 動線と設備: 降機後の通路は一方通行の制限エリアで、出発エリアのショップ等には戻れません。また、到着エリアに貸し出しベビーカーはありませんでした。
- 移動と荷物受け取り: 目の前にエレベーターがあり、フロア移動はすぐです。コンパクトな分、荷物の引き取りも短時間で完了しました。
- 【教訓】抱っこ紐は必須: まだ歩けない子連れで荷物が多い場合、機内で抱っこ紐をセットしておくのが正解です。今回、1歳直前の娘を素手抱っこ+荷物で移動したら腕が限界でした……。
- 到着後の授乳室: 制限区域を出たところ(到着ロビー)にも1人用の授乳室があります。
神戸空港は全体で授乳室が4箇所(制限区域内2箇所、出発・到着ロビー各1箇所)ありますが、すべて1人用です。移動距離が短いのはメリットですが、授乳室の利用は混雑を見極めて早めに行動するのがポイントです。感じました。
まとめ:神戸空港は子連れでも安心して使える空港
ここまで、早朝便の様子から授乳室、キッズスペース、ベビーカー事情までを紹介してきました。
- 6時前の空港はシャッターだらけ。開いているのはファミマだけだが、人は思ったより多い
- ファミマにオムツはLサイズのみ、ミルクはなし
- 授乳室は1人用×2箇所、早朝は5分で満室になることも
- キッズスペースは小さく保安検査後にはない
- ベビーカーはお子さんの好みや月齢に合わせて選択でき、早朝は保安検査前に借りるのが安心
実際に使ってみて、神戸空港は子連れにもやさしい空港だと実感しました。ただ、授乳室の数(1人用が中心)だけは頭に入れておくと、混雑時にも余裕を持って動けます。
もし授乳室が空いていなくても慌てないために、私が1人目の育児で愛用していた「Copper Pearl(コッパーパール)のマルチユースカバー」を持っていくのもひとつの手です。
授乳ケープとしてだけでなく、ベビーカーの日よけや抱っこ紐の防寒・目隠しなど1台何役もこなしてくれるので、子連れフライトのお守りアイテムとして重宝しますよ。
これから子連れで神戸空港を利用される方の参考になれば幸いです!
